ストップ安も-63%も経験した。それでも株をやめなかった理由 ― 株式投資10年、失敗だらけでも資産は7倍になった話(2016→2025)

ストップ安も-63%も経験した。それでも株をやめなかった理由

― 株式投資10年、失敗だらけでも資産は7倍になった話(2016→2026)





2016年から、株式投資を「まともに」始めた。
厳密に言えば、それ以前にも株は買っていたが、今振り返れば塩漬けにしただけの、ほぼ経験値ゼロの取引だったと思う。

紆余曲折を経て、数え切れないほどの失敗を重ねた。
それでも結果だけを見れば、元本はおおよそ7倍になっている。

これまで身バレを避けてきたが、
リアルでお会いする投資家の方も増え、「そろそろいいかな」と思うようになった。
この9年間を、一度きちんと書き残しておこうと思う。


投資を始めたきっかけ

当時、会社員として少し調子に乗っていた。
友人の起業に誘われ、深く考えずに乗っかった。

当然、給与は大幅ダウン。
それでも当時は「まあ何とかなるだろう」と軽く考えていた。

某上場企業から、数名規模の会社へ。
この判断が正しかったかどうかは今でも分からないが、
少なくとも、投資と向き合うきっかけにはなった。


2017年~2020年:手探りの時代

この時期の取引は、今読み返すとかなり未熟だと思う。
記録はこちらにまとめている。

https://cxoy2016.blogspot.com/2020/10/blog-post.html

勝った理由も、負けた理由も、正確には理解できていなかった。
ただ、「市場に居続ける」ことだけは、なんとなく続けていた。


2020年:ターニングポイント

2020年、いくつか象徴的な取引があった。

三菱UFJを414円で購入していたのは、今思えばナイスな判断だった。
しかし、やはり大きかったのは エリアリンク との出会い。




この銘柄を通じて、
「のぶのぶ野郎@無職おじさん(@nobunobuyarou)」さんの存在を知ることになる
(実際にお会いするのは、ずっと後の話だが)。

当時のエリアリンクは大幅減益。
正直、怖さはあった。
それでも、市場の評価はおかしいのではないかと思い、
ビビりながらも買い増しを続けた。

結果的に、この銘柄はいまでも主力という、なかなか恐ろしい状態になっている。

振り返ると、
1200円超から買い始め、873円まで買い下がり、
さらに674円まで下がったところで、なぜか100株だけ売っていた。

理由はよく覚えていない。
おそらく、不安心理がピークに達したのだと思う。


2021年:伸び悩みの年

グローバルダイニングの一瞬のきらめき、
ライザップ、グッドコムアセットなど、部分的にうまくいった取引もあった。

しかし、年間成績は+6%程度。
正直、物足りない年だった。




この頃、「グッドコムアセット」を通じて、某哲也さんを知る。
視点の幅が、少しずつ広がり始めた時期でもある。


負けた思い出

忘れられないのが AMI(音声認識)
池袋近くにあった会社で、社長とも仕事でお会いしたことがあり、
「いい会社かもしれない」と思って購入、そしてナンピン。

結局、株価は戻らず、どこかで損切りした。

「会社が良さそう」と「株価が上がる」は、まったく別物だと学んだ。


2022年:+10.8%

(儲けた株)
中部鋼鈑、三菱UFJ、ブックオフ

(損した株)
コムチュア、セプテーニ、ZHD など

年初から見ると、30%近く下げた銘柄も多かった。

さらに、ジャフコに手を出し、
「みなし配当」という制度理解不足で痛い目に遭う。

https://cxoy2016.blogspot.com/2023/02/blog-post_16.html

知識不足は、確実にコストになる。


2023年:+42.9%

エリアリンク、ライザップ、中部鋼鈑、IGポート、広済堂
多くの銘柄が1.5倍以上に。

一方で、
円谷HDは-35%、
ユークスは -63%

ストップ安も経験し、
損害額・損害率ともに過去最大だった。

それでも、年トータルでは過去最高のプラスに。

この経験から、

「市場は続く」「生き残ることが最優先」
という感覚が、ようやく腹落ちした。









(16億円の特損を出したユークスのデュアルフォース)

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ユークス(4334) ストップ安をくらっても、市場は続く。(リスク管理:前編)

https://cxoy2016.blogspot.com/2023/10/20231020.html

ストップ安のユークス(4334)から学ぶ個別株におけるリスク管理。 (後編)

https://cxoy2016.blogspot.com/2023/10/20231020_22.html


2024年:+27.9%

日本山村硝子で短期的に利益を得つつ、
エリアリンク、三菱UFJの上昇が継続。

IGポートは1年で2倍。
共同ピーアールも1.4倍。









2025年、そしてこれから

2025年は+20%程度で終わりそうだ。

エリアリンクは年初比で下落しているが、
業績が伸びていない理由は明確で、改善も期待している。

INESTも30%下げているが、問題なし。
引きずっていた広済堂も手放し、ポートフォリオは整理できた。


終わりに

ストップ安も、-63%も経験した。
それでも株をやめなかった。

理由は、「株式投資はプラスサム」というかぶ1000さんの言葉が響いたから。

失敗は一通りやった。
インフレ時代も来てる。

だからこそ、これからの相場は、更に楽しみ。

振り返りはここまで。
株式投資の本番は、たぶんこれからだ。

お金ではなく、幸せをちゃんと追いたい。
自分の幸せも世の中の幸せも。


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