いろんなところでクロス取引が推奨されています。
というのがウリ文句ですが、
私、身をもってミスをしました。
つまり、
極端な話、1000円のクオカードもらうのに、2000円かけてどうするの?
っていうことで、失敗事例をまとめつつ、今後の自分の教訓と、
少しでも皆さまのお役に立てればと思います。
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別格:買うだけ買って、売りをしていなかった。
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※制度信用取引を使うことが前提です。
1)現物株式の買い手数料
2)信用取引の売建手数料
3)貸株料
4)現物株式と信用取引の配当金の差額
5)プレミアム料
内容の定義は、他のサイトに譲ります。
失敗したところを挙げると、
1)の現物買いの買い手数料 に、この株の売り手数料が加算。
2)の信用売りの売り手数料 に、買戻し手数料が加算
されてしまった話
→ 2、証券会社を分けてはいけない
3)の貸株料で食らった話
→ 3、制度信用取引でやらかした
4)現物株式と信用取引の配当金の差額
→4、配当金が高い会社でやらかした
ということになります。
2、 証券会社を分けてはいけない。
現物を買い、同時に、信用で売る。
その後に、『現渡』をすることで、両社が相殺されます。
この『現渡』、同じ証券会社でないとできません!!!
個人的な話ですが、私がメインで使っている証券口座(むさし証券)は、
信用売りが出来ません。
SBI証券で売りを建て、
むさし証券で成買
ここまでの流れは、セットしただけで気づきませんでした。
その後、さて現渡をしようと、『現渡』ボタンを押すと、買い取るみたいな表示。
他で持ってるんですけどーなんていう言い訳は通用せず。
同じ証券会社を使わないと、現渡ができず、売り買いの手数料が2倍になります。
ちなみに、SBI証券の場合、現渡しは0円。
3、 制度信用取引でやらかした。
『知っていることとできることは違う』
とはよく言ったもの。
逆日歩ということばは知ってました。
でも、どの程度食らうのかというのは舐めてました。
実例でいきます。
7412 アトム
100株で2000円の株主優待
3月29日
品貸料率 11.8円 (1株あたり)
つまり、100株で、1180円かかります。
3月30日
品貸料率
株の買い手数料 90円×2
株の売り手数料 90円×2
小計360円
配当 幸いにも2円以下と思われるので、気にならず。
現時点で、1180円+360円 +30日の品貸料 =1540円+α
2000円の優待もらうのに、これだけかけちゃだめというレベル。
4、 配当金が高い会社でやらかした
これは、現物でもらえる配当金は税金で20%引かれる
信用売りで払わなくてはいけない配当金は、満額。
なので、20%の差額分が費用となります。
上記のアトムでいくと、配当金は2円(仮)
現物でもらえるのは、180円
信用で払うのは、200円
差額、20円 が費用。
これが、
オリックス 配当金 43円
でいくと、
現物でもらえるのは、 4300円×0.8=3440円
信用で支払うのは、 4300円
差額 860円
増配したらもっと増えます。。。
株主優待の価値からいくと、かわいくない金額です。
5、 今後のおすすめ (まとめ)
〇クロス取引は、同一口座で行う
〇配当金をチェック。
〇一般信用でなければ、無理しない。
どうしてもであれば、ちゃんと過去の実績をチェック
SNBC日興証券だと、一般信用が1週間前から“予約”できるので、
クロス取引が実現しやすいようです。
私は、クロス取引には、SBI証券を使ってますがメインではないです。
一般信用は、かなりなくなるのが早い印象です。
別格:買うだけかって、売っていなかった。
大日本塗装という銘柄を購入したにも関わらず、売り建てず。
835円で100株購入、804円で売り
配当が25円でクオカード1000円。
あ、ほぼぴったし。
まぁ、何事もなくてよかったが、
クロスやるなら、売りも確認しないとね。
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